いなあものPalmware開発日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-08-19

[]対戦アプリの楽しみ 対戦アプリの楽しみ - いなあものPalmware開発日記 を含むブックマーク

自分の作ったデータを他人のデータと戦わせたい。

MemoCar Racingに対する全ての思いはここから始まりました。

もう20年位前になるのですが、友達が面白いゲームを見せてくれたことがあります。

当時アスキーが発行していた「月間LOGiN」という雑誌に載っていた、「ロボットバトルシミュレーション」というゲームです。

Basicライクな言語でバトルロボットを操縦するプログラムを書いて、それを対戦させると言うゲームです。

これが面白い。友達と色んなプログラムを書いて、互いに対戦させたのは今でも楽しい思い出です。

「あの感動をもう一度味わいたい」

そういう思いは、その後ずっと持っていました。

そして、その思いはPalmとNS Basicに出会うことによって実現化へ一気に走り出したのです。

ただそのハードルは高かった。

大きな障害は2つ。

まず、データの生成方法です。

20年前ならパソコンユーザは多かれ少なかれBasicプログラムを書く知識があったので、専用のプログラム言語を用意しても良かった。

でも、今はプログラムコードを見たこともないユーザが大多数です。しかも相手はPDA

とてもそんな無謀な真似は出来ません。

そこでメモ帳というPDAならではのデータから抽出する手法を考えた訳です。

もう一つの障害は、いったい何を対戦させるかと言うこと。

最初はロボットを考えました。

そう、頭の中には20年前からずっと「ロボットバトルシミュレーション」があるのです。

でも、メモ帳のデータから抽出したデータと言うのは乱数データと大差ありません。

そのランダムなデータの中から、「探査」、「攻撃」、「防御」、「走行」などの情報を生成して、はたして面白いのかという疑問が残りました。

いや、今では十分面白いと思っているのですけどね。当時は雲をつかむような状態だったので諦めました。

そして行き着いたのが、サーキットを走る車の走行データに使うと言うもの。

これならばパラメータは「車のスピード」のみ。単純ですぐにでも実現可能です。

きっかけはWRC(世界ラリー選手権)のテレビ放送を見ていたときです。

ラリーは、公道に設けられたSS(スペシャルステージ)というコース(WRCの場合ひとつのラリーで20弱のSSがあります)を1台づつ走行してタイムを競うのですが、初日の最初のSSなどでは競技場などに作られたスーパーSSという特設コースで2台同時スタートのガチンコバトルが行われます。

何気なくTVを見ていた僕は、そのとき「あっ、これだ!!」と思いました。

そんな訳で、立体交差ありのスーパーSSもどきのサーキットメモ帳データの速さを競うという、前代未聞のゲームが誕生した訳です。

さて、現在のMemoCar RacingはVer0.1.0βというベータバージョンです。

一応、基本機能としては完成している訳ですが、現在JaPonで日本語化した環境で、メモ帳データの抽出が出来ない場合があるという不具合があるのでその修正が必要です。

そしてこれに引き分け時の延長戦機能は追加してから正式版としてリリースすることになるでしょう。

本当は、第2回MemoCar GPまでにはこの機能を追加したかったのですが、残念ながら現時点でこれらの機能は未実装です。

原因は僕にあるのですが、実はMemoCar Racingの最新ソースを誤って削除してしまったのです。現在手元にある最新のソースは、完成の1週間前のものです。

既に基本機能としては完成しているので、現行版と大差はないはずなのですが、本当に同等のものかどうかの確認を行う必要があるのです。

既に確認作業はほぼ終わりましたので、最終的な確認さえできればすぐにでも機能追加に入りたいと思っております。

もっとも、プログラムをいじるプライベートな時間がなかなか取れないのも悩みの種なのですが…。