2005-10-06
■ [CH CODE]開発者のためのアプリとは 
アプリには必ず、それが誰のために作られたものなのかという目的があります。
そういう観点から見ると、CH CODEはアプリ開発者のためのアプリと言うことになります。
確かに、一般のPalmユーザには、Palmのキャラクタコード表をフォントID毎に表示するだけのCH CODEは何の役にも立ちません。
Palmが表示する事が出来る文字は7種類のフォントから構成されています。
この中には通常私たちが読むことの出来る英数字の他に、矢印やシンボル記号なども含まれていますが、それがどのフォントの何と言うキャラクタコードに相当するものなのかを暗記している人は少ないと思います。
少なくとも私は覚えていません。
一応、それらのコードの一覧表は開発者向けドキュメントそして提供されているので、例えばNS BasicのプログラマならNS Basicのマニュアルを見ればそれらを知ることが出来ます。
でも、いちいちマニュアルを開いてキャラクタコード表が記載されているページを開き、目的のキャラクタのコードを確認するのはとても手間がかかります。
手元にはPalmがあるのですから、これで確認する方が楽でしょう。
そんな動機でCH CODEは作られました。
僕が最初に手がけたアプリはShoppingListでしたが、その製作途中でキャラクタコード表アプリの必要性を感じた僕は、ShoppingListの製作を中断してまでCH CODEを作りました。
操作はいたって単純。起動すると画面いっぱいにキャラクタコード表が表示されるので、あとはフォントIDを切替ながら目的のキャラクタを見つければいいのです。
また、最近はJ-OSやJaPonといった英語デバイスを日本語化するアプリを使う機会が増えたおかげで、これらの日本語化アプリが持つキャラクタコードと、日本語版PalmOSとのキャラクタコード表に若干の違いがある事も分かってきました。
こういう情報は開発ドキュメントには記載されていません。こういう重要かつ貴重な情報を得ることが出来て、CH CODEというアプリの重要性を再認識することが出来ました。
CH CODEはけしてダウンロード数が多いアプリではありませんが、シンプルな操作と見やすい画面のおかげで、開発者からは便利だというコメントを頂いております。
こういう万人向けではないアプリでも必要としてくれる人がいると言うのは嬉しいことですね。