いなあものPalmware開発日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-09-15

[]ライブラリを検証する ライブラリを検証する - いなあものPalmware開発日記 を含むブックマーク

NS BasicPalmOSAPIを全く知らなくてもPalmwareを構築できる優れた開発ツールです。

恐らくプログラム開発経験のある人なら、NS Basicインストールしてからものの10分でPalm上にHello Worldメッセージを画面に表示することが出来るでしょう。

本来ならPalmOSAPIについてSDKのドキュメントを読んだりとか色々とAPIの手続きを覚える必要があるのですが、NS Basicはその複雑な手順を全てランタイムライブラリが吸収していますので、プログラマはそれらの面倒な手続きを学習する事無く簡単にプログラムを作成できる訳です。

その代わり、実行するためには必ずランタイムライブラリインストールする必要があります。

PalmデバイスはPalmOS5.0以降、従来のMC68000系DragonBallCPUからARM系のCPUに切り替わっています。

それに伴い、NS Basicバージョン4からARMプロセッサ用のランタイムライブラリが用意されました。

このARMプロセッサ用ランタイムは、ランタイム自身がARMプロセッサのネイティブコードで動作するため、従来のランタイムライブラリよりもアプリを高速に動作させることが出来ます。

元々処理速度に不満のあったNS BasicにこのARMネイティブランタイムの登場で、我々開発者は期待に胸を膨らませました。

ところが、その期待はすぐに裏切られました。

従来のMC68000系ランタイムで動作していたアプリの殆どが、ランタイムを切替えることで動作に不具合が発生することが判明したからです。

表示の乱れやイベント処理など不具合は多岐にわたり、当初は惨憺たる結果となりました。僕も一旦はC-MATEにARMネイティブランタイムを同梱していたのですが、どうしても使用に耐えなかったので、使うのを止めてしまったほどです。

とは言っても時代は確実にARMプロセッサが主流となっています。

NS BasicARMネイティブランタイムも、バージョンがあがるにつれて動作も安定してきましたので、ランタイムの検証を行わないといけません。

しかし、MC68000系ランタイムARM系のランタイムをとっかえひっかえアプリの動作検証をするのは、ランタイムを入れ替えるたびにHotSync経由でインストールするのでとても面倒です。

ChoRunはそんな面倒な作業を解決するために作りました。

外部メモリカードに、予め2つのランタイムコピーしておき、ボタンひとつでランタイムの切替を行います。

一般の人には役に立つものではありませんが、NS Basicdでアプリを開発している人には便利なアプリです。

ちなみに、僕のアプリは殆どがARMネイティブランタイムで動作するのですが、つぶやきぱ~むのようにまだ不具合があるものもあります。

原因が特定できたら、今後のアプリ開発のためにもNS Basic社のサポートに連絡差し上げないといけませんね。

こういうユーザからの情報の積み重ねが、確実に自分に返って来るのですから。