2005-09-01
■ [TextTool]HotSync出来ない環境で… 
「職場のPCはHotSyncできないんだけど、TrainTimeのデータを放り込む方法って無い?」
そんな無理難題をいきなり吹っかけられて、困ったワタシ。
そう、無理なんですよ。Palmの場合。
素直にPalmDesktopをインストールしなさいと言いたいところですが、メモリカードのテキストをメモ帳に追加するアプリがあったらいいなぁと思ったのも事実。
NS BasicにはVFSライブラリがあるので比較的簡単に作れるだろうと、片手間に作ったのがTextToolです。
機能は至ってシンプル。
最初は1時間くらいで作れるなと思っていたのですが、VFSライブラリにどうしようもない不具合(機能制限?)があり、一晩費やしてしまいました。
実はこの問題を回避するために、内部の処理は無茶苦茶汚くなっています(ま、この話は別の機会にでも)。
さてPalmのメモ帳の制限事項として、1つのメモは4KB以内というのがあります。
そのため、TextToolはテキスト→メモ帳変換の際、4000バイトまでしかメモ帳にインポートせず、それ以降を切り捨てています。
「あれ、4KBって4096バイトじゃなかったっけ?」と思う方。貴方は正しい。
この差分の96バイトは、将来の拡張のためにリザーブしています。
その将来の拡張とは、4KBを遥かに越えるテキストデータをインポートするための機能で、大容量のテキストを4000バイト単位で区切って、分割でインポートする機能を考えています。
その際のメモ帳のタイトル用に、96バイトを予めリザーブしているのですね。
と言う訳で、実現時期は未定ですがいつかこんな機能が追加されると思いますのでお楽しみに。
…しかし、僕のアプリって積み残しが多いなぁ(^^;)
2005-08-17
■ [TextTool]片手落ちなTextTool 
陰郎氏の日記を読んでいたら、TextToolを使ってメモ帳の日記ネタをパソコンに取り込む苦労話が書かれていた。
元々、そういう用途を職場の後輩に熱望されて片手間に作ったアプリだったのだけど、「片手間に作った」弊害が陰郎氏に手間を増やした。
氏のTungsten|T5は、内蔵フラッシュメモリもVFSドライブとして認識されるため、メモ帳データをエキスポートした際、こちらに転送されてしまったのだ。
いずれは発生するだろうと思われていた事態。
本来なら対象となるVFSボリュームを選択できる機能が必要なのだけど、自分に必要がないためについついおろそかになっている部分である。
実際、僕のVFS対応アプリの中で複数ボリュームに対応できているのはC-MATEのみ。
これもボリュームは2つまでしか対応していない。
複数ボリューム対応を真剣に検討しないといけないなぁと、改めて思った次第。